医療機関関連法務

弁護士法人ALG&Associatesでは、医療機関における法務対応、顧問業務も取り扱っております。主な医療機関関連法務としては、医療機関において生じる労務問題、医療機関の買収に関する法務スキームの策定、医療機関の買収に関する法務デューデリジェンス、MS法人設立・運営に関する法的アドバイスを行っています。

医療機関といっても、医療法人、診療所、MS法人等様々な形態のクライアントが存在し、それぞれ異なる問題を抱えています。日常的な問題としてはいずれの医療機関においても労働問題が存在するほか、医療事故問題が生じることもあり得ます。弁護士法人ALG&Associatesにおいては、これらの問題に対して紛争解決のみならず予防法務の観点からサポートすることを得意としています。

医療機関における労働問題は、スタッフとの間で生じることもありますが、医師との間で生じる例も散見されます。医師の働き方は、専門性が高い職種であることに加えて、多様な働き方が存在しているため、その特徴を踏まえた労働問題への対処や対策が求められるものです。

また、医療機関においては後継者問題や経営拡大の問題が多く見受けられるところ、このような問題に対して、医療機関の買収スキームの策定及び提案をするとともに、買収時には買収対象におけるリスクを発見し回避するために法務デューデリジェンスの実施等の対応も行うことができます。

加えて、医療機関の日々の業務をサポートするためにMS法人を設立、運営等に関するアドバイス、サポート等も行っております。 さらに、医療機関に特有の対応として行政による調査や指導、行政処分等への対応を迫られることがありますが、当該対応について代理人として活動し、行政からの指導に応じた改善スキームの策定も行っております。

弁護士法人ALG&Associatesにおいては、医学的知見を一定程度有し医療事故に対応する医療事業部も存在し、専門的な訴訟対応も得意としております。他方、弁護士法人ALG&Associates企業法務事業部においては、医療事業部とは別に、企業法務の観点から医療機関で生じる多種多様な問題に幅広く対応しています。特に、医療機関においては、生命身体に関わる業務であることから、通常の企業とは異なる行政規制が多数存在し、運営上の目的を達成するためには、法的な知識や経験に基づくスキーム構築が不可欠です。

例えば、医療法人においては運営権に関する問題やガバナンス・内部紛争に関する問題、出資持分の譲渡や出資の払戻しに関する問題等、通常の企業と共通する点と異なる点が混在する問題に直面します。弁護士法人ALG&Associates企業法務事業部は、このような問題全般について企業法務に関する豊富な知識と経験と、医療機関特有の問題に対する深い洞察と多種多様な経験に基づき、適切な解決策を提案し、幅広いリーガルサービスを提供いたします。

医療機関においては、日常的に発生する多種多様な問題があるとともに、医療事故等の重大かつ社会的にインパクトの大きい問題が生じうることから、日常的な問題を予防しながら、医療事故に対しても迅速に対応する必要性があることはもちろん、医療事故等の重大な事態を未然に防ぐ体制を構築することが重要です。

そのような体制構築に際しては、法的な観点から大局的な見地から医療機関を観察し検討する必要があるとともに、構築された体制に異常が発生していないかについて、紛争解決の観点のみならず、紛争予防の観点から、日常の法律相談等を通じて得られた情報を精査し、発見する作業が必要となります。

このように、医療機関においては迅速な紛争解決とともに紛争予防の観点が重要となることから、継続的に法律家の関与が必要となりますが、弁護士法人ALG&Associatesにおいては、このような医療機関の求めに応じて、顧問サービスとして、有事の際の紛争対応はもちろん、体制の構築や運営への継続的な関与を通じて、リスクを低減しながら医療機関にとって最適なリーガルサービスを提供いたします。